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フィンランド:ロビーサ原子力発電所の低・中レベル液体廃棄物固化プラントに操業許可

2016年2月23日

 フィンランドでロビーサ原子力発電所(52万kWのロシア型PWR×2基)を運転するフォータム社は2月17日、発電所敷地内にある液体廃棄物固化プラントの全面操業許可を、フィンランド放射線・原子力安全庁(STUK)から15日付けで受領したと発表した。同発電所の運転および廃止措置期間中に排出される浄化プロセス用イオン交換樹脂や蒸発濃縮液タンクの底に貯まるスラッジなど、低・中レベルの放射性廃棄物が対象。これまでに蓄積された900立方メートルの液体廃棄物は、1号機の運転認可が満了する2027年までにすべて処理する方針で、廃止措置が始まった後は原子炉システムの浄化や解体作業で発生する液体廃棄物を処理していく計画だ。

 同プラントの操業はロビーサ発電所の運転認可の一部として扱われ、名目上は「発電所の改修」ということになる。しかし、発電所敷地内の専用建屋に建設した独立の施設であるため、STUKが別途実施した安全評価は発電所の典型的な改修作業よりも一層広範囲に及んだ。固化プロセスは高度に自動化されており、作業は制御室から行うという仕様。STUKは同プラントの設計・建設・試験操業について審査した結果、規制どおり安全に操業できると結論付けている。

 同発電所のT.ブッダス副所長によると、この施設はまだパイロット・プラントという位置づけで、2004年に着工したもの。試験操業段階に入った2006年以降は、固化方法の開発と試験が行われた。最終処分用コンテナの製造方法や樹脂の輸送システムについても改良を実施しており、廃棄物はコンテナ内のセメントで直接固めた後に中間貯蔵し、最終的には発電所内の処分場に処分する予定。セメント固化には火災に対する安全性のほか、放射性物質を効果的に吸収する能力といった利点があると説明している。