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ウクライナ:WH社からザポロジェ原子力発電所用燃料の初回輸送分が到着

2016年2月25日

©エネルゴアトム社

        ©エネルゴアトム社

 ウクライナの原子力発電公社であるエネルゴアトム社は2月22日、南東部にあるザポロジェ原子力発電所(=写真)にウェスチングハウス(WH)社製取替用燃料の初回輸送分が初めて到着したと発表した。スウェーデンにあるWH社の燃料成形加工工場から出荷されたもので、装荷に伴う原子炉システムの変更部分については、ウクライナ国家原子力規制検査庁(SNRI)が技術的な解決策を評価中。SNRIが5月に許可を発給するのを待って、同発電所5号機に装荷を行う計画だ。

 ウクライナはこれまで、国内原子力発電所用原子燃料の全量をロシアのTVEL社に依存。クリミアの帰属問題などロシアとの軋轢が高まるなか、調達先の多様化を進めているところで、すでに2015年にサウスウクライナ原子力発電所3号機にWH社製の燃料を装荷した。国内最大規模のザポロジェ発電所では現在、6基の100万kW級ロシア型PWR(VVER)が稼働中。試験装荷となる5号機で良好な結果が出れば、1、3、4号機でもWH社製燃料を装荷するとしている。