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トルコ内閣:アックユ原子力発電所サイトからの送電線建設で土地購入を承認

2016年4月13日

 トルコ政府の4月10日付け官報によると、原子力発電所建設予定地の地中海沿岸アックユから380kVの送電線を建設するため、内閣は国営送電会社(TEIAS)による不動産の購入を承認した。関係する3区画について、それぞれ国有化する政令を公布したもので、様々な理由により遅れが生じていたトルコ初の原子力発電所建設計画はようやく、新たな一歩を踏み出した。

 トルコとロシアの両政府が2010年に結んだ二国間協定に基づき、アックユ計画では2020年代に120万kW級のロシア型PWR(VVER)を4基建設する。しかし、環境影響評価手続の遅れなどにより、起工式の開催にこぎ着けたのは2015年4月のこと。同年6月には、ロシアが設立したプロジェクト会社に対して、トルコのエネルギー市場規制庁(EPDK)が発電予備認可を発給した。これにより、ロシア側は関連の投資活動や、不動産の権利や認証、地元当局の承認を得る手続が可能になったが、最近ではシリア内戦を巡るロシアの介入により、両国関係が悪化していた。

 送電線の建設プロジェクトは、今年2月にエネルギー省が審査したのを受け、3月14日付けで内閣が承認したもの。アックユの原子力発電所サイトから、北部コンヤ県のカラタイやセイディシェヒルにあるTEIASの既存グリッドに送電線を接続するには、約240kmの送電線を新たに建設する必要があると見られている。