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米規制委の審査組織:ニュージャージー州の建設用地に事前サイト許可の発給勧告

2016年5月6日

 米原子力規制委員会(NRC)の原子力安全・許認可評議会(ASLB)は4月28日、ニュージャージー州セーレム郡にある原子力発電所建設用地について、事前サイト許可(ESP)の発給をNRCに勧告した。これにより、NRCの新原子炉局は6月末にも、申請者であるパブリック・サービス・エンタープライズ・グループ(PSEG)に対してESPを発給すると見られている。ESPは用地の立地適合性に限って審査を行うという内容。事業者が原子炉建設計画を実行に移す場合、ESPの有効期間である20年以内に採用予定設計を明記した建設・運転一括認可(COL)を別途申請する必要があるが、その際、ESPで認可済みの範囲は審査の省略が可能になる。

 PSEGパワー社とその原子力発電子会社は2010年、セーレム郡にあるセーレムとホープクリークの両原子力発電所に隣接する区域についてESPを申請した。NRCスタッフは2015年9月と11月、同サイトの特性について原子炉建設の安全面を保証した最終安全評価報告書(FSER)と、環境影響面の審査結果をまとめた最終環境影響声明書(FEIS)をそれぞれ発行。その後ASLBは手続要件である公聴会を開催しており、ESP発給に必要な手続が概ね完了したもの。