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中国:防城港2号機で燃料の初装荷 完了

2016年6月2日

©CGN

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 中国広核集団有限公司(CGN)は5月25日、広西省の防城港原子力発電所で建設している2号機(PWR、108万kW)で燃料の初装荷が完了したと発表した(=写真)。同発電所では1号機(PWR、108万kW)が今年の1月1日付けで営業運転を開始したばかりだが、同型の2号機についても今年後半に営業運転を開始できるとの見通しを明らかにした。2号機の燃料装荷については、規制当局である国家核安全局(NNSA)が5月18日付けで許可。これを受けて21日から正式に作業が始まり、24日の昼頃に完了したとしている。

 同発電所は中国の原子力発電所サイトとしては最西端に位置しており、ベトナムとの国境も近い。1、2号機は2010年7月と12月に相次いで着工しており、フランスの技術を元にCGNが開発した第2世代改良型PWR設計「CPR1000」を採用。Ⅱ期工事の3、4号機(各PWR、115万kW)では中国が輸出用の第3世代設計と位置付ける「華龍一号」の採用が決まっている。昨年のCOP21でパリ協定が採択されたのを受けて国務院・常務会議は2015年12月16日、これら2基と中国製PWRの「ACP1000」を採用した田湾原子力発電所5、6号機の建設工事を承認した。それから約一週間後の24日に着工された3号機は、CGNが将来的に英国のブラッドウェルB原子力発電所で建設する原子炉の参照プラントになる予定。4号機の建設工事も今年中に始まると見られている。