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福島県産桃 タイで販路拡大 トップセールスで成果

2016年6月10日

 福島県産の桃に関してこのほど、タイで20トン超の大口取引が成立した。2015年までは1.3トンの輸出であったが、内堀雅雄福島県知事が5月31日にタイを訪問してトップセールスを行い、今回の販路拡大につながった。空調や酸素の状況を管理できる「CAコンテナ」で運搬することで、新鮮な桃を大量に輸出していく。
 内堀知事は6月7日の定例会見で、「これはタイにおいて多くの方に美味しい福島の桃を楽しんでもらえるというだけではなく、東南アジア全体への広がり、波及効果がある」との期待を述べ、新鮮で美味しい桃を数多く輸出することでコストを抑える方式がタイで成功し、更に他国への輸出や桃以外の生産物の輸出への波及にもつながることを求めた。福島県産農産物について、「安全性はもとより、美味しくて笑顔を食卓に届けられる産品ばかり」と自信を見せ、今回のタイへの輸出促進を契機にもっと世界各国に広げることは、日本国内の風評払拭にもつながり、福島の農業の元気を取り戻したいと意気込みを語った。
 今回、知事就任以来、初訪問となった東南アジアに関しては、これまで渡航した欧州よりも日本や福島を身近に感じており、福島の復興や原子力発電所の状況について直接積極的に質問を受けたほか、機会があれば福島を訪れたいという声も聞かれたことを報告。「我々の隣人で人口も多いアジア地域との関わりを強めていくことが福島復興のプラスになると確信した」と力を込めた。