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インド:22基目のクダンクラム2号機が初めて臨界条件達成

2016年7月13日

©NPCIL

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 インド原子力発電公社(NPCIL)は7月10日、最南端のタミルナドゥ州にあるクダンクラム原子力発電所で2号機(ロシア型PWR、100万kW)が初めて臨界条件を達成したと発表した(=写真)。今後は50%、75%、90%と段階を踏んで出力を上昇させるが、30~45日以内に出力が約40万kWに達した段階で南部の送電網に接続する見通し。ロシアの協力により建設された同発電所では、インド初のPWRであるとともに初の大型商業炉である1号機が2014年12月に営業運転を開始。同型の2号機も2015年7月に完成した後、温態機能試験などを実施し、今年5月には燃料の初装荷を行っていた。4~6か月後に2号機が営業運転を開始すれば、インドの商業用原子力発電設備は22基、678万kWに到達する。

 今月8日に始まった臨界条件達成プロセスに先立ち、NPCILは2号機の全システムが設計要件をすべて満たしていることと、法定の規制要件も遵守していることを確認。プロセス全体の監督は、NPCILのほかに、インド原子力規制委員会(AERB)、およびロシアの専門家で構成されるチームが行ったとしている。同発電所では3、4号機まで建設する計画があり、すでに2014年4月にインドとロシア間でこの件に関する一般枠組協定が発効した。