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中国:31基目の商業炉、寧徳4が営業運転開始

2016年7月22日

©中国核工業23建設有限公司

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 中国核工業23建設有限公司(CNI23)は7月21日、福建省の寧徳原子力発電所(=写真)で4号機(PWR、108万kW)が営業運転を開始したと発表した。今年3月末に送電を開始して以降、168時間の連続実証運転を含め、営業運転開始条件をすべてクリアしたもの。これにより中国の商業用原子力発電設備は31基、2,956.6万kWとなったが、これに続いて紅沿河4号機、昌江2号機、および防城港2号機がそれぞれ、4月初頭、6月中旬、今月中旬に送電を開始しており、これらすべてが年内に営業運転を開始すると見込まれている。

 台湾の対岸付近に位置する同発電所の所有権は、中国広核集団有限公司(CGN)が46%、5大電力グループの1つである大唐集団公司が44%、福建省能源集団公司が残りの10%を保有しており、100万kW級PWRを最終的に6基、建設することになっている。2008年に1、2号機の建設が始まった後、3、4号機も2010年に相次いで着工。Ⅰ期工事にあたるこれら4基はすべて、CGNがフランスの技術に基づいて開発した第2世代改良型の「CPR1000」で、すでに1~3号機がそれぞれ、2013年6月と2014年5月、および2015年6月に営業運転を開始した。

 残る5、6号機も、当初はCPR1000の採用が予定されていたが、国家能源局は2015年7月、中国が輸出用の第3世代PWR設計として独自開発した「華龍一号」を採用すると発表。同設計の国内実証プロジェクトとして2015年に着工された福清5、6号機と防城港3号機に続き、寧徳5、6号機の建設工事も防城港4号機とともに近年中に開始される見通しだ。