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清水建設、国内廃炉事業への参画目指し英国キャベンディッシュ・ニュークリア社と協定締結

2016年7月25日

 清水建設はこのほど、海外での原子力発電所廃止措置事業の経験が豊富な英国キャベンディッシュ・ニュークリア社と技術協力協定を締結した。今後、清水建設では、キャベンディッシュ・ニュークリア社の50年以上にわたる廃止措置計画や廃棄物管理、廃止措置作業用遠隔操作機器の設計・製造に関する技術的知見を活かし、国内の原子力発電所廃止措置事業への参画を目指していく。
 清水建設は、原子力発電所の設計、建設、保守業務に関する長年の経験に加え、研究炉や国内初の商業炉である東海発電所の廃炉に約40年間継続的に携わるなど、原子力発電所建屋のライフサイクル全般にわたって対応できる技術と経験を蓄積している。また、昨秋には、廃炉コストの削減につながるコンクリート放射化レベルの高精度評価システムを発表するなど、同社では、「ソリューションシステムを武器に廃炉エンジニアリング業務の受注拡大を目指す」と意気込んでおり、今回のキャベンディッシュ・ニュークリア社との協力協定締結を通じて、双方の廃炉関連技術に関する情報交換を進め、廃止措置を計画している電力会社を、検討段階から廃炉完了まで支援していく考えだ。
 現在、国内では、東海発電所、中部電力浜岡1、2号機など、計9基(福島第一を除く)の原子力発電所が廃炉を決定している。