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規制委が京大「KUR」で新規制基準に適合との審査書案取りまとめ、中出力研究炉で初

2016年7月27日

 原子力規制委員会は7月27日の定例会合で、京都大学の研究炉「KUR」が新規制基準に適合しているとする審査書案を取りまとめた。今後、原子力委員会と文部科学省の意見を求め承認となる運び。
 京大は2014年9月に、既に審査を終えている臨界実験装置「KUCA」と合せて、規制委員会に対し「KUR」の審査を申請した。「KUR」は熱出力5MWで、研究炉等の審査では初めての中出力炉となるため、「多量の放射性物質等を放出する事故」(Beyond DBA)への対策についても確認を行っている。研究炉等に関し規制委員会が審査書案を取りまとめるのはこれで3基目となるが、同日の会合では、今後の審査に向け、リスクの大きさに応じた対処を求める「グレーデッド・アプローチ」について整理していく必要性が議論となった。
 京大では、今秋頃にも「KUR」の運転再開を目指している。