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UAE:建設中のバラカ3号機でSGの据付 完了

2016年8月22日

 アラブ首長国連邦(UAE)の国営首長国通信(WAM)によると、UAEで原子力導入計画を担当している首長国原子力会社(ENEC)は8月17日、バラカ原子力発電所で3号機への蒸気発生器(SG)据付が完了したと発表した。アブダビ首長国西部に位置する同発電所では、2012年に1号機が本格着工したのを皮切りに、現在1~4号機(各韓国製140万kW級PWR)まで全基の建設工事を並行して実施中。全体の進捗率は約68%に到達した。2017年に1号機の営業運転を開始する予定であるほか、2020年には4基すべてを完成させる計画で、UAEにおける総電力需要の4分の1を賄うとともに、年間1,200万トンのCO2排出抑制に貢献するとしている。

 3号機に据え付けられた2台のSGは、建設工事を受注した韓国電力公社(KEPCO)のコンソーシアムに所属する斗山重工業社製。4年にわたった韓国での製造作業の後、同発電所に輸送され、原子炉建屋内に搬入された。今後は約6か月かけて、これらのSGを原子炉圧力容器やタービン発電機、復水器などと接続する配管の敷設作業を継続予定。ENECのM.アル・ハマディCEOは、UAEを将来的にも成長させていくために安全でクリーンかつ信頼性の高い原子力発電を導入すると述べ、建設工事においては原子力平和利用プログラムの開始当初からUAEが国際的に最も厳しい基準や良慣行を遵守していると強調した。