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IAEA60回総会開幕 日本政府「プルトニウムの着実な利用」表明

2016年9月27日

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天野IAEA事務局長による演説

 国際原子力機関(IAEA)の第60回総会が9月26日、ウィーンで開幕した。
 総会では、天野之弥IAEA事務局長が演説を行い、過去60年間に原子力の科学技術の利用においてIAEAが果たした役割を振り返ったほか、今年2回行われた北朝鮮の核実験について北東アジアのみならず世界にとって大きな脅威であるとの懸念を示した。また、天野氏自身、「平和と開発のための原子力」の開発課題に対応するため、事務局長として3期目の当選を目指す意向を総会出席の各国に表明した。
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石原副大臣による日本政府代表演説

 今回、日本政府代表を務める石原宏高内閣府副大臣は代表演説の中で、日本として天野事務局長の再選を支持すると述べたほか、利用目的のないプルトニウムは持たないとの原則のもと、プルサーマルの推進によりプルトニウムを着実に利用する考えを示した。また、世界に開かれた形で廃炉・汚染水対策を進め、福島第一原子力発電所事故の教訓を国際社会と共有すると力を込めた。さらに、国産食品の安全確保の取り組みも継続し、国際社会に対しては、科学的根拠に基づいた輸入政策の実施を呼びかけていきたいと強調した。