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フィンランド:TVOの既存炉改修工事に欧州投資銀行が融資

2016年10月4日

 フィンランドのティオリスーデン・ボイマ社(TVO)は9月30日、オルキルオト原子力発電所1、2号機(各91万kWのBWR)の最新化と安全性改善プロジェクトで、欧州投資銀行(EIB)から1億ユーロ(約114億円)の融資を受けることになったと発表した。予定している作業は、既存の緊急用ディーゼル発電機8台を9台の新しいものと交換するほか、再循環ポンプと付属の周波数変換器の取替、および外部電源が要らない蒸気駆動の冷却材注入装置の設置など。安全性のみならず信頼性と発電効率も改善することで、両炉は国内の電力需要18%を満たし続けるとしている。

 両炉はそれぞれ1979年と1982年に営業運転を開始しており、2018年末に運転認可が満了する模様。TVOは今年4月、高圧給水加熱器の取替と2次系復水ポンプ・システムの設置を含む最新化作業を2017年と2018年の定検時に両炉で実施すると発表した。また、今年5月の定期検査直前には、中性子束較正システムの更新や加熱システム補助系の最新化計画を明らかにするなど、多数の改修工事を展開中。一部の報道では、両炉で運転期間を延長するため、TVOが政府に申請を行う方針だと述べたことが伝えられている。