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韓国とサウジ:原子力安全規制面での協力強化で覚書

2016年12月1日

©K.A .CARE

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 韓国原子力安全委員会(NSSC)は11月25日、サウジアラビアで最大1,800万kWの原子力設備導入計画を担当する「アブドラ国王原子力・再生可能エネルギー都市公団(K.A .CARE)」と、原子力安全規制面での協力強化を目的とした了解覚書(MOU)を22日付けで締結したと発表した(=写真)。原子力安全や保障措置、核物質防護と放射線防護、および関係する研究開発分野で双方の経験や良慣行を共有するなど、協力を一層促進していきたいとしている。 

 両国は2011年に原子力平和利用分野の2国間協力協定を締結。その後、韓国原子力研究所(KAERI)が中東諸国向けに開発したモジュール式小型炉「SMART」をサウジで建設する可能性や世界市場に共同で売り込む可能性の模索など、同技術に関するパートナーシップの構築で2015年9月に協力契約を締結。今回のMOUは、そうした協力活動の一環として結ばれたと見られている。

 発表によると、NSSCの金溶煥委員長は11月22日~24日までの日程でサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を歴訪。K.A .CARE首脳との会合では、両国の原子力安全政策と規制制度に関する情報を交換するとともに、技術協力や規制関係の人材育成など、協力分野を広げる可能性についても協議を実施。今回のMOUを実行に移すため、両国の専門家による共同ワーキング・グループを設置・運営することなどを決定した。