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ハンガリー:パクシュ4号機で運転期間の20年延長 申請

2016年12月13日

 ハンガリーの国家原子力庁(HAEA)は12月9日、同国唯一の原子力発電施設であるパクシュ発電所で、事業者の国営MVM社が4号機の運転期間を2037年末まで20年延長する許可申請書を提出したと発表した。同発電所では、公式運転期間が30年のロシア型PWR(VVER)が4基(各50万kW)稼働しており、4号機の現行の運転認可は2017年12月31日まで。HAEAは、MVM社が申請にあたって法的に必要とされる点検をすべて実施するとともに、期間延長にともなう技術面、安全面、環境影響面の分析を行ったと認定。それらの結果に基づいてHAEAは審査を実施し、2017年12月に最終判断を下すことになる。HAEAは同発電所の1号機と2号機については、すでにそれぞれの運転期間を2032年と2034年まで20年間延長することを承認済み。3号機についても、2036年まで延長する申請について、年内にも審査結果を明らかにすると見られている。

 同発電所はハンガリーにおける電力需要の約4割を賄う重要電源であり、政府は2014年1月、ロシアからの融資でⅡ期工事として120万kWのVVERを2基、増設する計画を発表した。総工費の約8割にあたる最大100億ユーロ(約1兆2,260億円)を、完成後21年間の低金利ローンで返済することで同国と合意している。