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米規制委:ノースアナ3号機の建設・運転一括認可申請の安全審査完了

2017年1月24日

 米原子力規制委員会(NRC)は1月19日、バージニア州ノースアナ原子力発電所における3号機増設計画の建設・運転一括認可(COL)審査で、安全性評価報告書(SER)の最終版を完成したと発表した。リッチモンドの北西約64kmに立地する同発電所で、GE日立ニュークリア・エナジー社製ESBWR(高経済性・単純化BWR)を建設・運転しても安全上問題がないことを保証したもの。NRCスタッフはすでに2010年2月、環境影響面の評価についても環境影響声明書(EIS)に補足を加えた最終版EISを発行しており、同審査はCOLの発給に向けて最終段階に入った。今年中にもSERとEISの最終版を公聴会にかけ、COL発給の必要事項を裏付ける内容であるか検証。その結果を受けて、委員が表決を行うことになる。

 事業者であるドミニオン・バージニア・パワー社は、2007年11月26日にCOL申請書をNRCに提出した。その翌日にNRCが建設用地について事前サイト許可(ESP)を発給したことから、COL審査においては同サイト特有の安全性や環境影響、緊急時計画の要件に関する部分は割愛されたと見られている。NRCはすでに、2014年9月にESBWR設計に対して設計承認(DC)を発給。同設計はNRCの安全・規制要件をすべて満たした米国標準設計の1つに認定され、DTEエナジー社が同設計の建設を想定したフェルミ3号機建設計画では2015年4月にCOLが発給済みとなっていた。