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トルコのアックユ原子力発電所建設計画、2018年初頭に着工の見通し

2017年8月23日

 トルコの半国営アナトリア通信は8月21日、同国初の原子力発電設備となるアックユ発電所(120万kWのロシア型PWR×4基)建設計画について、2018年初頭に初号機の建設工事が開始される見通しであると伝えた。建設計画を請け負ったロシアのA.ノバク・エネルギー大臣が同通信社の独占インタビューで答えたもので、契約関係の当事者は現在、着工に必要なすべての許認可手続を年末までに終えられるよう、精力的に活動中。順調に進めば2023年にも1号機の運転を開始することができるとした。同通信社はまた、ロシア国営の原子力総合企業ロスアトム社が1、2号機用のセキュリティ・システムについて、1日に入札手続を開始したことを明らかにした。合計1,540万ドル相当の契約になる予定で、1号機用は2018年の春、2号機用は2019年に納入されるとしている。

 アックユは地中海沿岸のメルシン地区に位置しているが、4基の原子炉(合計480万kW)がすべて完成すれば、トルコにおける総電力需要量の6~7%が賄える計算。建設計画は原子力発電分野では世界初という「建設・所有・運転(BOO)」方式の契約を採用しており、ロスアトム社がプロジェクト運営会社として現地に設立したアックユ原子力発電会社(ANPP)は、同発電所の所有者として建設と運転に全責任を負う。同社はまた、原子力発電所の完成後、15年間にわたって発電電力をトルコ電力卸売会社(TETAS)に固定価格で販売し、建設費を回収することになるが、ロスアトム社は今年6月、ANPP社株の49%をトルコの産業・エネルギー・インフラ建設企業3社の連合体に分配する合意文書に調印している。