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福島第一2号機で原子炉格納容器内部調査、燃料デブリと見られる堆積物が確認

2018年1月23日

2号機原子炉格納容器内ペデスタルⓒ東京電力

 東京電力は1月22日、福島第一原子力発電所2号機で19日に実施した原子炉格納容器内部調査の映像を公開した。原子炉格納容器内部調査は、今後の燃料デブリ取り出しに資するもので、2号機では2017年1~2月にも自走式調査装置を用いて実施しており、ペデスタル(原子炉圧力容器下部)内のグレーチング(格子状のスノコ)が一部脱落しているのが確認されている。
 今回の調査では、ペデスタル底部の燃料デブリ落下状況の確認を目指し、前回よりも格納容器貫通孔(X-6ペネ)から挿入するガイドパイプを延長しているほか、内部を通るケーブルの先端に設置した調査ユニット(カメラ、線量計、温度計)を、釣りざおのようにペデスタル内のグレーチング脱落部から吊り下ろす方法をとっている。
 東京電力は、19日の記者会見で調査結果について説明し、TMI事故の知見などを踏まえ、「燃料集合体の一部がペデスタル底部に落下しており、その周辺に確認された堆積物は燃料デブリと思われる」(=写真)との見方を示した。さらに、22日夕刻の会見で、木元崇宏原子力・立地本部長代理は、記者団との質疑の中で、調査で得られた映像と燃料集合体の模型を示しながら、「デブリではないという方が難しい」などと述べ、そうした見方への確信を強めた。今後、同社では取得した画像の分析、線量・温度データの評価を行うとしている。
 また、22日の会見では、使用済み燃料取り出しに向け、1号機原子炉建屋のガレキ撤去作業が同日開始したことが報告された。
 映像はこちら(東京電力サイト)