フォントサイズ:

春の叙勲、元経産相・大畠章宏氏が旭日大綬章他

2018年5月2日

旭日大綬章を受章した大畠氏(経産相就任会見に臨む、2010年9月)

 政府は4月29日付で春の叙勲を発表した。原子力関連では、旭日大綬章を経済産業相や国土交通相などを歴任した元衆議院議員の大畠章宏氏の他、元文部科学相・衆議院議員の川端達夫氏、元九州電力社長の鎌田迪貞氏が受章した。
 大畠氏は、菅内閣(第一次改造)で2010年9月~2011年1月に経産相を務め、地球温暖化対策やインフラシステムの国際展開における日本のプレゼンス向上などに意欲的に取り組んだ。在任中には、新興国の原子力発電プロジェクトに関する提案活動を行う「国際原子力開発」(JINED)が発足し、日本の技術・経験が世界に貢献していくことに対し大いに期待を寄せた。また、同氏は、武蔵工業大学(現東京都市大学)を卒業し日立製作所で原子力発電プラントの設計に係った経験から、同大学主催のシンポジウムなどで積極的に討論に立ち、次世代の原子力産業界を担う人材確保の必要性をアピールしてきた。
 川端氏は、2009年9月の民主党政権交代時、文科相に就任し、新政権下での文教・科学技術行政の推進に道筋を付け、2010年5月の高速増殖原型炉「もんじゅ」の性能試験再開では地元との協議などで尽力した。鎌田氏は、1997~2003年に九州電力社長を務め、在任中の1997年7月には同社で6基目の原子力発電プラントとなる玄海4号機の運転開始で指揮を執ったほか、日本電気協会会長や九州経済連合会会長など、産業・地域振興関連の要職も歴任した。
 この他、旭日重光章を元経済産業副大臣の西川玲子氏(松あきら氏)、元電源開発社長の中垣喜彦氏、元米国エネルギー省副長官のウィリアム・フリン・マーティン氏が受章した。