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中国でのAP1000が新たなマイルストーンへ

2018年8月20日

 中国で建設中のウェスチングハウス社製AP1000は、8月17日に三門原子力発電所2号機が初臨界、海陽原子力発電所1号機では送電網への併入という新たな段階へとその歩みを進めた。

 中国核工業集団公司(CNNC)と国家核電技術公司(SNTPC)は、三門2号機(浙江省)が8月17日の午前12時07分に臨界に達したと発表。低出力運転でのテスト完了後に、原子力蒸気によってタービンを稼働させる。さらに次のステップとして、徐々に出力を上昇させ、全てのテストが全出力でも安全に完了したことが確認された後、送電網へ併入される。

 さらに海陽1号機(山東省)は、同日の午前9時50分に送電網へ繋げられ、発電を開始したことも発表された。

 SNPTCによると、同1号機は現在、出力上昇試験運転段階にあり、並行して5%出力から開始して、50%、90%と出力を上げていく各種テストを行う。これらのテスト完了後、CNNCは営業運転の許可取得を行う。

 2007年9月にウェスチングハウス社とそのパートナーであったショー・グループは中国でのAP1000を4基(三門原子力発電所、海陽原子力発電所の各2基)建設することが承認された。三門1号機は2009年4月、同2号機は同じ年の12月に着工。海陽1号機は2009年9月、2号機は翌2010年6月に着工している。

 三門1号機は、世界初のAP1000として、今年6月21日に臨界、6月30日に送電網へ繋げられ、8月14日には、全出力運転を達成している。

 海陽1号機は、8月8日に初臨界し、同日には2号機への157体の燃料集合体装荷が行われた。

 米国でも4基のAP1000(A.W.ボーグル発電所、V.C.サマー発電所の各2基)が建設されていたが、サマー発電所の2基については、昨年8月に建設の中止が決定された。