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GEH社、米国内の解体/廃止措置専門企業を買収へ

2018年12月11日

 GE日立ニュークリア・エナジー(GEH)社は12月10日、米サウスカロライナ州で原子力施設の解体や廃止措置(D&D)プロジェクトを専門としている企業、REIニュークリア(REIN)社の事業と資産の一部を買収する方針であると発表した。
 原子力施設における廃止措置の実施計画は近年、米国内や欧州で急速に浮上してきており、REIN社の買収を通じて、GEH社はD&D分野で必要とされる独自の供給チェーンを強化。年内にも買収手続を完了し、世界中の廃止措置プロジェクトでリーダー的立場を確保する考えである。
 
 2013年1月に創設されたREIN社は、遠隔操作による炉内構造物の分割・撤去や、金属製大型機器の破砕などが得意分野。プロジェクトの基本設計と管理、技術支援、試験、工作機械の準備、機器分割計画の立案、D&Dで排出される放射性廃棄物の管理などを専門的に実施している。
 REIN社のG.フィリップス最高財務責任者(CFO)は、廃止措置分野で両社が数十年にわたって蓄積してきたノウハウを組み合わせれば、最高のプロジェクト・チームが結成されると述べた。GEH社のL.ホール副社長も、「REIN社の技術やプロジェクト管理の専門知識により、廃止措置プロジェクトの計画立案や現場での遂行力をさらに強化し、顧客への価値を高めることができる」と強調した。

 GEH社はすでに、複数のプロジェクトでREIN社の技術を活用。2017年1月に、スウェーデンのオスカーシャム運転会社(OKG)から3年契約で受注したオスカーシャム原子力発電所1、2号機の解体作業支援契約では、炉内構造物の切断技術や最終処分に向けた梱包技術が含まれるとした。この作業は2019年中も継続するとしている。
 同社はまた、D&Dプロジェクトには今後も広範な専門的知見を提案していくと明言。これには、日本の原子力発電所における炉内構造物取替プロジェクトや、米国発電所の出力上昇プロジェクトで得られた経験などが含まれるとしている。

 (参照資料:GEH社とREIニュークリア社の発表資料、原産新聞・海外ニュース、ほか)