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ロシアでRBMKのレニングラード1号機が永久閉鎖

2019年1月8日

レニングラード1号機の中央制御室©ロスアトム社

 ロシア国営の原子力総合企業ロスアトム社は昨年12月25日、ロシアで初めてRBMK-1000(100万kW級の軽水冷却黒鉛減速炉)が採用されたレニングラード原子力発電所で、1号機が45年間の稼働を終え、21日付けで永久閉鎖されたと発表した。
 1973年12月の初併入以降、同炉は累計2,649億kWhを発電。大事故で知られているチェルノブイリ原子力発電所と同型であるものの、運転期間中に大きな事故を起こしたことは一度もないとロスアトム社は強調している。

 レニングラード発電所は、100万kW級RBMKが合計11基設置されたレニングラード、クルスク、スモレンスクの原子力発電所の中で中核的役割を担っており、これら3サイトの発電所だけでロシアの原子力発電量の約3割を供給。設計上の運転期間は30年だが、大規模な研究・確証、近代化プログラムを経て、レニングラード発電所の4基の運転期間はそれぞれ15年間延長されたとしている。
 これら4基を徐々に代替していくため、革新的技術を採用した第3世代+(プラス)の120万kW級ロシア型PWR(VVER)設計「AES-2006」の建設も順調に進展中。モスクワの南約500kmに位置するノボボロネジ原子力発電所では、同設計の初号機が6号機(2期工事1号機)として2017年2月に営業運転を開始したほか、レニングラード発電所でも同設計を採用した2期工事1号機が、2018年3月に初めて送電網に接続されている。

 (参照資料:ロスアトム社とロスエネルゴアトム社の発表資料、原産新聞・海外ニュース、およびWNAの12月27日付け「ワールド・ニュークリア・ニュース(WNN)」)