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梶山経産相が就任会見、山積する課題に「一刻の停滞も許されぬ」と

2019年10月28日

 10月25日に辞任した菅原一秀経済産業相の後任として、地方創生担当相を経験した梶山弘志衆議院議員が就任。同日夕刻、登庁し記者会見に臨んだ(=写真)。
 梶山大臣はまず、「経済産業行政は課題が山積している。一刻の停滞も許されず、身の引き締まる思い」と、緊張感をあらわにした。記者から就任の所感について問われると、「スピードを出した急行列車に飛び乗ったような気持ち。スピードに乗りながら取り組んで行く」として、一連の台風による被災地の生活再建や中小企業の早期再開を第一に、「足元の喫緊の課題を軸に職責を果たしていく」と抱負を述べた。
 関西電力経営陣の金品受領問題については、「公益事業への信頼が崩れている」と遺憾の意を示し、「第三者委員会による徹底的な事実関係の調査、原因究明が不可欠」として、同社からの報告を踏まえ厳正に対処していく考えを強調。
 エネルギー政策に関しては、「『省エネルギー・再生可能エネルギーの導入を最大限進め、原子力の依存度をできるだけ低減していく』という、政府の方針に変わりはない」とした上で、「どのようにベストミックスを構築していくか、真剣に考えねばならない」との認識を示した。また、原子力発電プラントの新増設・リプレースについては、「今の時点で考えていない」としている。
 現在資源エネルギー庁の小委員会で検討が行われている福島第一原子力発電所の処理水については、「議論を尽くすことが大事」と強調したほか、「海はつながっている。風評被害は大変深刻で関係者は苦痛を感じている」と、茨城県出身の立場からも地元漁業への影響に対する懸念を述べた。