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米トランプ大統領、原子力規制委員にC.ハンソン氏 指名へ

2020年3月2日

 米ホワイトハウスは2月28日、原子力規制委員会(NRC)で昨年5月から空席となっている委員1名として、エネルギー政策の専門家で米議会上院・歳出委員会の専門家スタッフでもあるクリストファーT.ハンソン氏をD.トランプ大統領が指名する方針だと発表した。
 定員5名のNRCは現在、K.スビニッキ委員長(共和党支持派)、J.バラン委員(民主党支持派)、A.カプト委員(共和党支持派)、D.ライト委員(共和党支持派)で構成されている。ハンソン氏の指名が上院で承認された場合、任期の満了2か月前の昨年4月末に辞任したS.バーンズ委員に代わって、差し当たり2024年6月末まで務めることになる。また、共和党支持派の委員がすでに3名いることから、原子力法の規定によりハンソン氏は民主党支持派あるいは中立派と見られている。

 発表によるとハンソン氏は、インディアナ州のバルパライゾ大学で宗教学の学士号を取得。その後、イエール大学のイエール神学校および林学・環境学大学院で倫理学や天然資源経済学を専攻し、修士号を取得した。原子力や原子燃料サイクル、放射性廃棄物問題等に関しては20年以上の経験を有しており、米エネルギー省(DOE)原子力局で上級アドバイザーを務めたほか、コンサルティング企業のブーズ・アレン・ハミルトン社でコンサルタントとして勤務するなど、政府と産業界の両方を経験している。

 (参照資料:ホワイトハウスの発表資料、原産新聞・海外ニュースほか)