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第33回日韓原子力産業セミナーの開催結果(概要)

2015年11月13日

(一社)日本原子力産業協会

当協会と韓国原子力産業会議(KAIF)の共催により、「第33回日韓原子力産業セミナー」を、2015年10月27日(火)~30日(金)の日程で、韓国ソウルで開催しました。日本側からは、高橋理事長を団長として、原産協会会員企業から計16名が、またホストである韓国側からは、KAIFのミン・ゲホン常勤副会長と韓国電力技術 (KEPCO E&C)のパク・クウォン社長をはじめとする約120名がセミナーに参加しました。

日韓セミナーは、当協会と韓国原子力産業会議(KAIF)との間の協力覚書に基づき、原子力開発・利用に関する情報・意見交換を行うことにより、日韓両国の原子力関連の産業レベルにおける協力を促進し、原子力関連産業の一層の発展を目的として、1979年以来、KAIFとの共催で日韓交互に開催しています。

日韓原子力産業セミナー会合風景

   日韓原子力産業セミナー会合風景

高橋理事長 開会挨拶

    高橋理事長 開会挨拶

今回のセミナーでは、日韓両国におけるエネルギー・原子力政策、国民意識の変化等を踏まえつつ、3セッションで各分野における両国からの発表と活発な議論が行われました。特に福島第一原子力発電所の状況に対する関心度が高く、午前の部においては、韓国側産業界関係者の多数の出席により会場がほぼ満員となりました。

日韓原子力産業セミナー集合写真

日韓原子力産業セミナー集合写真

開会セッションでは、KAIFのミン・ゲホン常勤副会長と高橋理事長より、両国の原子力産業界がこのようなセミナーを通してお互いにWin-Winな関係を持続し醸成する大切さ、また、福島第一原子力発電所での引き続く困難な廃炉作業と汚染水対策についての取組み・改善について発言され、日韓相互による協力継続の必要性について述べられました。

その後、日韓双方より基調講演として、「韓国の原子力の現状と将来展望」及び「日本のエネルギーの現状」についての発表が行われました。また、テクニカルセッションにおいては、原子力発電所の運転と保守管理、原子力発電所の廃炉と放射性廃棄物管理、原子力発電所のリスク管理と安全性向上対策をテーマに、日韓の産業界を代表する発表とともに活発な質疑が行われました。

韓国原子力環境公団のPRセンターにて

韓国原子力環境公団のPRセンターにて

日本からの訪問団は、セミナー終了翌日より3日間で韓国の原子力施設訪問を行いました。韓国原子力環境公団(KORAD)の中・低レベル放射性廃棄物処分場(慶州)では、放射性廃棄物の保管の流れなどについての説明後、実際の処分施設(サイロ)を見学することができました。本年7月13日に運用が開始されたばかりで、現在、2、5号機が使用され廃棄物が運搬されています。また、韓国水力・原子力(KHNP)の新古里原子力発電所では、古里サイトにおける発電所の現状などの説明後、3年前に運転開始した新古里2号機の中央制御室及びタービン室を見学しました。また、今回は、UAEへの輸出モデル(APR1400)である新古里3号機の外観を見ることができ、その3日後に燃料装荷が開始しました。なお、古里1号機の廃炉計画に関しては、中間貯蔵施設を古里サイト内に予定しているとのことです。斗山重工業(DOOSAN)では、鍛造工場、タービン工場、原子力工場の3工場を見学することができ、原子力工場では、SGの組み立てラインなどを見学しました。今回のセミナーおよびテクニカルツアーを通じて、日韓の原子力産業界関係者間の情報交流の更なる進展に寄与することとなりました。

新古里原子力発電所風景

    新古里原子力発電所風景

斗山重工業での記念写真

    斗山重工業での記念写真

(概要報告書は後日HPに掲載予定です。)

以上

お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)

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