第65回IAEA総会への参加(ブース展示およびIAEA幹部との懇談)(2021.09.20~24)

2021年10月7日

原産協会は、2021年9月20日(月)~24日(金)の期間、オーストリア・ウィーン市のVienna International Centre(VIC)で開催された国際原子力機関(IAEA) の第65回総会に新型コロナウイルスの影響もあり、2年ぶりにオブザーバーとして参加するとともに、政府および民間関係機関と連携協力のもとでの日本ブース展示をとりまとめ、わが国の原子力イノベーションについてアピールを行いました。今年は福島第一原子力発電所事故から10年の節目を迎えたことから、福島復興の過程やALPS処理水の説明パネルの展示も行いました。また同期間中、IAEA幹部等に対しても日本の原子力の現状や今後の展望についての発信に努めるとともに、日本政府主催サイドイベントへのサポートや他国の参加者との交流を通じて情報収集を行いました。総会ではマスク着用、人数制限など感染症対策を徹底して開催されました。

   

○日本ブース全体概要
参加機関
・公式参加機関(8):内閣府、日本原子力研究開発機(JAEA)、量子科学技術研究開発機構(QST)、東京電力ホールディングス、日本原子力産業協会(JAIF)、東芝ESS、日立GE、三菱重工業

・部分参加機関(6):外務省、文科省、経済産業省、環境省、復興庁、国際廃炉研究開発機構(IRID)

基本テーマとねらい
基本テーマ:「Nuclear Innovation for Carbon Neutrality by 2050」
世界の潮流と軌を一にして、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロとする、2050年カーボンニュートラルを目指している姿勢をアピールし、その達成に当たって、革新的技術の原子力イノベーションに向けた官民における研究開発の推進状況を中心に紹介しました。
また、震災から10年、福島においてもイノベーションを育む動き、廃炉に向けた取組が進展しているところ、現状の取組を紹介しました。

ブース展示内容
① パネル展示
日本のエネルギー政策、原子力イノベーション推進事業NEXIPの紹介
(経済産業省、文部科学省)

 

NEXIP事業を中心とした3メーカー(三菱重工、東芝ESS、日立GE)の取組状況

 

研究機関(QST、JAEA)によるイノベーション研究開発の取組状況および
ALPS処理水の海洋放出におけるQ&A

 

② 映像放映
・福島第一および福島復興関連映像(経済産業省、復興庁、JAEA、東京電力、東芝ESS)
・各機関からの原子力イノベーション関連映像
③特設ウェブサイト
今年も「Green Exhibition」促進のため、紙資料の配布は必要最低限とし、日本ブース資料をダウンロードできる特設ウェブサイト(*)を設けました。また、サイト周知のためにビジネスカードも現地で配布しました。
*URL: https://www.jaif.or.jp/IAEA2021/
来訪者
新型コロナウイルスの影響で総会自体への参加人数が例年より少なかったこともあり、展示ブースへの来訪者も従来に比べ減少し、5日間で200名弱でした。主な来訪者は、上坂原子力委員長、更田規制委員長、マグウッドOECD/NEA事務局長、ほか主要原子力発電国や新規導入国、その他開発途上国の各国代表団、IAEA職員・コンサルタント・専門家等でした。

  

 

日本ブース風景

○IAEA幹部との面会
総会参加の機会を利用してモクタール原子力科学応用局担当事務局次長と面会しました。原産側からは、日本ブース展示内容の紹介や今年の原産年次大会について紹介しました。同次長からは、ALPS処理水問題は科学的に理解することの重要性が示されたほか、今年のScientific Forumのテーマ(Zoonotic Outbreaks)にも関連し、人類の健康増進にむけた原子力の貢献の観点からIAEAの取り組みのようすや、この分野での今後の一層の女性の活躍など人的貢献も含めた日本の協力の重要性などについて発言がありました。

以上

■関連のWEB原子力産業新聞記事
第65回IAEA総会開幕、井上科学技術大臣が一般討論演説(2021年9月21日)

お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)

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