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欧州原子力産業協会(FORATOM)のポジション・ペーパー 「EUの既存原子力発電所群の長期運転の重要性」(仮訳)

2019年8月16日

欧州原子力産業協会(FORATOM)は2019年7月10日、欧州の原子力発電所の長期運転を確保することは、欧州が掲げる気候目標を手頃なコストで達成するのに貢献するとのポジション・ペーパー「EUの既存原子力発電所群の長期運転の重要性(The Importance of Long-Term Operation of the Existing EU Nuclear Fleet)」を発表しました(2019年7月16日付原子力産業新聞にて既報 https://www.jaif.or.jp/190716-a)。

EUの気候変動政策では、2030年の温室効果ガス排出量を1990年比で少なくとも40%削減するとともに、再生可能エネルギーが占める割合を少なくとも32%とする目標を掲げています。現在ではパリ協定に基づく長期戦略として、2050年ネットゼロ実現に向け、2030年削減目標をさらに55%へ引き上げるとする動きも出ています。

こうしたなか、FORATOMが今回発表したポジション・ぺーパーでは、2050年に向けた移行期における中期の脱炭素化目標は、既存原子力発電所の長期運転がなければ達成できないと指摘し、EUがこの期間、全運転中原子力発電所の維持に投資するならば、電力の58%は2030年までに低炭素電源由来となり、気候変動政策のグローバル・リーダーになる、と述べています。さらに、経済面や規制面、エネルギー・セキュリテイ―等の観点から、長期運転がもたらす数々の“恩恵”を概説するほか、長期運転に係る政策提言を行っています。

詳細は、こちらからご覧いただけます。

参考:欧州原子力産業会議(FORATOM):ベルギー・ブリュッセルに本拠を置く欧州の原子力産業団体。欧州連合(EU)の機関やその他のステークホルダーとのエネルギー政策の討議において、欧州の原子力産業を代表して発言している。FORATOMには、15か国の原子力産業団体が加盟、加盟企業数は800社以上。

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