「2017年度第3回原産会員フォーラム」を開催(報告)
当協会は9月26日(火)、「2017年度第3回原産会員フォーラム」を東京都千代田区のホテル「ルポール麹町」で開催し、107名の会員の方にご参加いただきました。
今回は、「原子力発電所の廃止措置について(廃棄物の処理・処分を含む)」をテーマとした2回連続のシリーズ企画の第1回目として開催しました。

まず、当協会フェローの杉山より「廃止措置の概要と最近の国内外の動向」と題して、我が国の廃止措置の基本的な考え方、技術開発の状況、廃止措置の実績などをご説明しました。また、海外各国の動向とあわせて、我が国の廃止措置に対する各国の関心(自国での経験・技術をベースにした我が国の廃止措置ビジネスへの参入など)についてもご紹介しました。
続いて、日本原子力発電株式会社 廃止措置プロジェクト推進室 調査役の苅込 敏様より「国内の個別事例」と題して、同社の東海発電所および敦賀発電所における工事概要についてご説明いただき、廃止措置は既存の技術を組合せることで対応できることなどをご紹介いただきました。また、廃止措置に必要なマネジメントの視点として、廃止措置は保守・運転とはまったく異種の業務であり、従事する担当者のマインドを切り替える必要があることなどをご紹介いただきました。
シリーズ第2回目は、10月31日(火)に開催の予定です。
□講演資料、過去の開催一覧は以下のページに掲載しております。
https://www.jaif.or.jp/about/activity/forum-meeting/
お問い合わせ先:地域交流部 TEL:03-6256-9314(直通)