2019年度 第1回「原子力人材育成ネットワーク」運営委員会開催(報告)
産官学連携の「原子力人材育成ネットワーク」の2019年度第1回運営委員会が、2019年9月5日(木)、東京・千代田区で開催されました。原子力人材育成ネットワーク(以下、ネットワーク)は、当協会、日本原子力研究開発機構(JAEA)、原子力国際協力センター(JICC)が共同事務局を務め、電力会社、メーカー、大学、国等の79機関が加盟しています。今回の運営委員会には、委員、オブザーバー含めて約40名が参加しました。
冒頭では新委員が紹介された後、2019年度のネットワーク運営委員長として、昨年度に引き続き、高橋明男・当協会理事長が選出されました。高橋委員長は、「ネットワークでは今年4月に戦略ワーキンググループ(戦略WG)を設立し、国内外の活動全体を俯瞰し、我が国全体の人材育成・確保、戦略策定を目的とした活動を開始したところ。戦略案の策定には関係省庁との意見交換、ご理解、ご協力が欠かせない。関係省庁と連携を取りながら課題を明確化し、日本全体として整合性のとれた原子力人材育成を行っていきたい」と意欲を語りました。
事務局からは、2019年度のネットワーク各分科会と戦略WGの活動報告や、2019年度「学生の動向調査ならびに企業・機関の採用状況調査」結果の説明が行われました。また、先般「Japan-IAEA 原子力エネルギーマネジメントスクール2019」が開催されたことについて報告され、2020年は東京オリンピックと時期をずらして日本開催9回目となるスクールを予定していることが説明されました。さらに、世界原子力大学(WNU)夏季研修(SI)2020の日本開催への協力について説明があり、国内人材の国際化分科会を中心としてネットワーク全体で取り組み、準備委員会を設立して準備、検討を進めていることなどが報告されました。
なお、文部科学省から原子力イノベーションの実現に向けた研究開発・人材育成事業の見直しについて、経済産業省から原子力の人材育成の取組について、外務省から原子力における海外人材育成支援活動や我が国の人材育成にかかる取組について、それぞれ説明がありました。
(参考:原子力人材育成ネットワーク ホームページ http://jn-hrd-n.jaea.go.jp/
お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)