「Japan-IAEA Joint原子力エネルギーマネジメントスクール2015」の開催報告

2015年8月11日

当協会は、東京大学原子力専攻・原子力国際専攻、日本原子力研究開発機構、原子力国際協力センターと主催、IAEA共催で「Japan-IAEA Joint原子力エネルギーマネジメントスクール」を6月1日~6月17日の2週間半にわたり、東京(6月1日~5日、6月15日~17日)と茨城県東海村(6月8日~12日)で開催しました。本スクールは,原子力発電新規導入国ならびに日本の若手リーダーの育成を目的しており、今回で4回目の日本開催です。
今年度は、講演を中心に東京大学(本郷キャンパス)で実施し、原子力施設見学を中心に茨城県東海村にて実施しました。講義内容は、エネルギー政策、原子力安全、原子力プロジェクトの進め方など広範にわたり、原子力プロジェクトのマネジメントを担う人材の育成を意識したものでした。研修成果は、修了試験により確認されました。
講義と並行して全期間を通じて研修生同士のグループプロジェクトが実施され、最後にプレゼンテーションが行われました。また、タービン工場、原子炉機器工場、研究炉、発電所など多岐にわたる原子力関係施設の見学も実施されました。今回は、初めて東京電力(株)福島第一原子力発電所の廃炉作業現場を見学しました。
研修生は、インドネシア、エジプト、カザフスタン、サウジアラビア、タイ、チェコ、トルコ、バングラディシュ、ベトナム、ポーランド、マレーシア、リトアニア、中国の13カ国から、国の機関等に所属する主に30代の19名のほか、国際化の観点から、日本の電力会社、メーカー、研究機関等からも16名の研修生が参加しました。参加者同士の今後の人的ネットワークの発展も期待されています。

management-sc2015

詳細は、添付の開催報告をご参照ください。

お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)