「原子力若手討論会2017(NEFY2017)」への職員参加報告
6/2(金)から6/3(土)の2日間にて、日本原子力学会若手連絡会(YGN:Young Generation Network)主催の「原子力若手討論会2017(NEFY2017:Nuclear Energy Forum of Young Generation 2017)」が三菱総合研究所本社で開催され、当協会から政策・コミュニケーション部の冨野職員、人材育成部の上田職員、藤原職員の3名が参加しました。
若手連絡会とは1998年に当時の若手世代が立ち上げた「原子力若手技術者勉強会」を前身としており、主に39歳以下の原子力に携わる若手からなるネットワークです。
福島第一原子力発電所の事故後から開催した4回目となる今年度の討論会は、(一財)日本エネルギー経済研究所の協力を得て、「原子力の未来をどう描くか?若手が考えるシナリオ2040」と題して、2040年までの原子力に関連するシナリオを描くシナリオ・プランニング研修を実施しました。
シナリオ・プランニングとは、将来の社会や事業における変化の在り様を大胆に描きながら戦略的に対応していくための洞察を得る方法論です。若手連絡会のメンバーや三菱総合研究所の若手がファシリテータとなり、円滑な運営が出来るよう事前研修も実施して準備を重ねてきました。
本討論会では当協会からも参加募集に協力したこともあり、電力会社、メーカー、ゼネコン、コンサルタント会社などからの参加者が60名(うち女性は5名程度)を超えました。参加者は7つのグループに分かれて活発な意見交換を実施することで、現在の若手が自身のキャリアの終盤に差し掛かる2040年までの原子力のシナリオについて考察することができました。
さらに、橘川武郎氏(東京理科大学)、児玉哲彦氏(大手IT企業)、開沼博氏(立命館大学)からの基調講演により、日本の過去から未来に至るまでの知見を得ることもできました。今回の活動報告は日本原子力学会誌にも掲載される予定です。
若手連絡会は共に活動する仲間を募集しています。若手連絡会の活動にご興味のある方はygn@aesj.or.jpまでご連絡ください。また活動の詳細については下記URLのパンフレットをご覧下さい。
http://aesj-ygn.org/uploads/JYGNbooklet2017.pdf
お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)