向坊隆記念国際人育成事業の支援による「米国ユタ大学原子炉研修 説明会」の開催(報告)
当協会は、原子力分野において国際的な視野を持ち、国内外で活躍・貢献できる若手リーダーの育成に資する目的で「向坊隆記念国際人育成事業」を2008年度より展開しています。
本年度より、従来の「世界原子力大学(WNU)・夏季研修(SI)」への参加支援に加えて、岡山大学 耐災安全・安心センターが開催を予定している米国ユタ大学研究炉(100kW TRIGA炉)を使った原子炉研修を支援することとなりました。
本研修は同センターが米国州立ユタ大学および国際原子力機関(IAEA)と協働して開催するものであり、原子力産業界の技術系若手社会人を対象として本年11月頃に10日間程度で開催を予定しています。これを受け、7月13日、本年度の研修プログラムの概要説明、および昨年度の試行プログラムの参加経験者からの報告を実施する「米国ユタ大学原子炉研修 説明会」を開催しました。
岡山大学の耐災安全・安心センターの麓氏より、研修に関する概要が説明されるとともに、昨年度の試行プログラムに参加した職員より、参加報告が行われました。
研修では、原子力発電所の概要や安全文化、過酷事故およびその対応等の講義、シミュレータ実習、研究炉の起動・出力上昇・停止(緊急時対応を含む)等を行います。
麓氏は、原子力産業界の技術系若手社会人の多くの参加応募を期待したいと述べました。
なお、当協会では本研修への参加募集を8月初頭、募集〆切は9月15日頃を予定しています。支援対象は会員企業・機関に限ります。応募者多数の場合は選考を行います。
お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)