【ベトナム】FS(フィージビリティ・スタディ:原子力発電事業可能性の 検証)受注に向けた日越(日本・ベトナム)協力の促進(2008.5.20)

日越協力について
当協会(当時は日本原子力産業会議)は、ベトナムの原子力発電導入に関する支援をベトナム原子力委員会(VAEC)から要請され、2000年に同委員会と協力覚書(MOU)を締結し、同時に当協会内に日越協力連絡委員会を設置し、国内関係各機関の協力を得て日越協力を推進しています。

具体的には研修員受入、政府および党関係者等政策決定キーパーソンの受入、現地原子力展示会への出展、専門家・ミッションの派遣、現地セミナー等の開催、プレ・フィージビリティ・スタディ(FS)への協力等を実施してきました。特に人材養成と法整備が重要項目となっており、2005年からは「原子力発電研修コース」を設置し、ベトナム電力公社(EVN)の研修員を継続的に受け入れています。

最近のベトナム側の動きとしては、2007年8月に省庁再編が実施され、原子力発電計画を管轄する工業省が商業省と統合され商工省(MOIT)となり、原子力発電計画を推進していたホアン・チュン・ハイ工業大臣が副首相へ昇格しました。また、同年9月にベトナム電力公社に原子力発電・再生可能エネルギー計画先行投資委員会(NRPB)が発足し、徐々に原子力発電導入に向けた体制が整備されつつあります。

第3回国際原子力発電展示会(於ハノイ)参加と( 日本代表団派遣概要報告」については、こちらをご覧下さい。

「アジア原子力情報 ベトナムの原子力開発の現状」については、こちらをご覧下さい。

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