FORATOMと共催で『Japanese Day』を開催(2013.3.18)

当協会は3月18日、ベルギー・ブリュッセルにて、FORATOMとの共催で『Japanese Day』を開催し、服部理事長から福島事故後の日本の状況について説明しました。
『Japanese Day』は3部構成で、第1部はEU関係者、第2部はマスコミ、第3部はFORATOMメンバーが参加し、服部理事長の講演の後に、各々質疑応答および意見交換を行いました。

服部理事長からは、「福島事故後の原子力発電」というタイトルで、福島第一原子力発電所事故の経緯、現状、今後の廃炉計画を説明するとともに、オフサイトの状況として、避難区域や避難者数、賠償、除染、廃棄物管理等の状況について説明しました。その後、事故の原因と教訓や、日本の原発の状況および原発停止による影響、日本のエネルギー政策の動向と今後の課題などについて、個人的見解を交えながら説明しました。

参加者からは、主に、安全文化をどう構築していくか、日本の新しい規制はどうなるか、国民の信頼をどう回復していくか、福島第一の事故処理の工程は順調に行くか、国際協力をどう進めていくか、再稼働の見通しはどうか、原発停止が続くと安定供給はどうなるか、日本の燃料サイクル政策はどうなるか、福島事故後の避難をどう進めたか、帰還の見通しは、等の質問が寄せられ、日本のエネルギー政策の行方と、安全文化の再構築への強い関心がうかがえました。

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服部理事長(左)とポンセレFORATOM事務局長(右)
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EU関係者との会合
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マスコミとの会合
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FORATOMメンバーとの会合
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服部理事長講演風景
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テレビインタビュー風景

お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)