「Japan-IAEA Joint 原子エネルギーマネジメントスクール」を開催(2014.6.9~26)

 当協会は、日本原子力研究開発機構、東京大学、JICC、原子力人材育成ネットワークと共同で、「Japan-IAEA Joint原子エネルギーマネジメントスクール」を6月9日~6月26日の2週間半にわたり、東京(6月9日~17日、6月25日~26日)と茨城県東海村(6月18日~24日)で開催しました。
 本スクールは、原子力発電新規導入国における若手リーダーの育成を主目的としており、今回で3回目の日本開催です。

 今年度は、講演を中心に東京大学(本郷キャンパス・山上会館)で開講し、原子力施設見学を中心に茨城県東海村にて実施しました。講義内容は、エネルギー政策、原子力安全、原子力社会学、原子力プロジェクトの進め方など広範にわたり、原子力プロジェクトのマネジメントを担う人材の育成を意識したものでした。

 講義と並行して全期間中を使った研修生同士のグループプロジェクトが実施され、最後にプレゼンテーションが行われました。また、タービン工場、原子炉機器工場、研究炉、発電所など多岐にわたる施設の見学も実施されました。今回は、初めて中部電力(株)浜岡原子力発電所も見学し、現地では活発な議論が行われました。

 研修生は、バングラディシュ、中国、チェコ、ハンガリー、インドネシア、カザフスタン、リトアニア、マレーシア、ポーランド、タイ、フィンランド、韓国、UAE、トルコ、ベトナムから、国の機関等に所属する主に30代の19名、その他南アフリカから2名のオブザーバーが参加しました。国内人材の国際化の観点から、電力、メーカー等からも9名の研修生ならびに2名のオブザーバーが参加しました。今後、人的ネットワーク構築に寄与することも期待されます。

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参加者をはじめ関係者集合写真

お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)