[JAIF] 国際協力

第2回在日外国大使館・代表部の科学技術担当官等との連絡会


当協会は平成20年3月19日に、在日外国大使館・代表部から科学技術担当官を招き、「原子力ルネッサンスは本物か」をテーマに第2回連絡会を開催しました。

今回の会合では、当協会の服部拓也理事長が、地球温暖化防止に期待される原子力の役割や、「原子力ルネッサンス」が実現するために解決しなければならない課題への挑戦について講演し、引き続き、在日公館出席者との間で意見交換を行いました。

服部理事長は、今後の原子力発電について、建設は5年で済むが、運転は60年〜80年が期待されるとし、さらに放射性廃棄物管理を含む原子力発電体系は数百年のスパンで考える必要性を指摘しました。

意見交換では、先進国では許認可審査能力、新規導入予定国では人材養成・確保やインフラの整備が課題としてあがりました。その他、原子力開発での政治的安定性、建設予算と工期の遵守の重要性、ファイナンス能力も討議されました。参加者からは、日本型軽水炉の開発計画や中小型炉への関心が示され、技術協力、人材育成の分野において、日本への強い期待が表明されました。最後に、在外公館・代表部の相互間や当協会とのコミュニケーションを深めるために、本連絡会を積極的に活用してほしいと呼びかけました。

以上

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