ふたば未来学園高校開校 復興果たすグローバル・リーダー育成

2015年4月8日

 福島県立ふたば未来学園高校が8日、福島県双葉郡広野町に開校した。
 同校は「原子力災害からの復興を果たすグローバル・リーダーの育成」構想で2015年度の文部科学省スーパーグローバルハイスクールに指定された。総合学科高校として幅広い選択科目があり、自分の興味・関心や進路希望に応じて、(1)アカデミック、(2)トップアスリート、(3)スペシャリストの3系列の科目群にある選択科目から自由に選択し学べる。全ての科目で自ら課題を設定して、解決に向けて主体的に学習する活動を導入していく。2018年までは広野中学校校舎を本校舎として利用することとしており、農学・工学実験室や環境・防災演習室などを完備し、寄宿舎グラウンドは人工芝とすることを計画している。
校長には福島県教育庁高校教育課主任管理主事の丹野純一氏、副校長には文部科学省職員の南郷市兵氏を任用。作詞家の秋元康氏や建築家の安藤忠雄氏などで設立された「ふたばの教育応援団」も、さまざまな分野の授業を担当する。