中部電、浜岡での事故時放射線計測に無人ヘリ導入へ

2015年2月26日

 中部電力は23日、浜岡原子力発電所で事故の際に、周辺の海で放射性物質の濃度や線量を測定するため、小型の無人ヘリコプター(マルチコプター)の導入を計画していることを発表した。
 原子力規制委員会の新規制基準で、万一重大事故がおきて発電所から放射性物質が放出された場合に、発電所および周辺海域を含む発電所周辺に放出される放射性物質の濃度や放射線量を監視、測定する設備を設けることが求められている。
 このため中部電力では、必要な放射線モニタリング設備のうち、発電所前面海域用の放射線モニタリング設備として、マルチコプターを導入する計画で、飛行試験などを実施して、その結果を踏まえて仕様検討などを行い、導入を進める方針だ。【後略】
(2月26日付号掲載)