中部電力、浜岡に使用済み燃料の乾式貯蔵施設建設のため申請
中部電力は26日、浜岡原子力発電所における使用済み燃料乾式貯蔵施設の建設に係る原子炉設置変更許可申請を、原子力規制委員会に提出した。同社では、2018年度の使用開始を目指し、審査に真摯に対応していきたいとしている。
燃料プールで10年以上を冷却した使用済み燃料を、再処理施設に搬出するまでの間、放射線を遮へいする金属キャスクに入れ、空気の自然循環で冷やしながら貯蔵するもので、中部電力の計画では燃料集合体約2200体の貯蔵規模だ。
同社では、2008年に乾式貯蔵施設の建設計画を公表して以来、申請手続きの準備を進めてきており、2014年2月に浜岡4号機の新規制基準に係る適合性審査を申請した際も、同施設に関する事項を追記している。
(1月29日付号掲載)