原子力損害の補完的な補償に関する条約(CSC)発効
越境損害を含む原子力損害の賠償に関する国際ルール「原子力損害の補完的な補償に関する条約(CSC)」が15日、発効した。日本が1月15日に同条約を締結することで、締約国が5か国以上かつ締約国の原子炉熱出力の合計が4億kWを上回るという同条約の発効条件を満たし、発効に至ったもの。
川村外務報道官は、国際的な原子力損害賠償制度を強化する重要な一歩としてこのことを歓迎するとし、さらなる強化に向け、近隣諸国を初めとする各国に対してCSC条約締結を呼びかけていきたいとした。
(条約締結については1月22日号で既報)