原子力規制委員会、豊島区公園内高放射線量検出で技術的助言

2015年4月27日

 原子力規制委員会は、4月24日の記者会見で、豊島区内の公園で高放射線量が検出されたことに関する質問に対し、区からの連絡を受け現場の安全確認を行ったことを説明した。豊島区では23日、規制委員会とともに、公園内遊具周辺の放射線量の再度計測を行ったところ、地上面1か所で最高480マイクロSvの放射線量が測定されたため、公園全域を立ち入り禁止とするとともに、保健所に住民からの健康相談を受け付ける窓口を設置するなど、対応を図った。
区では、24日に線量の高い地点を中心に土壌を除去し、翌25日、日本アイソトープ協会とともに、公園内の放射線調査を実施したところ、線量が通常の範囲内にあったため、区長が同公園の安全宣言を行い、26日に立ち入り禁止を解除したが、住民の不安解消のため、27日より子どもが利用する区内全施設の放射線測定を開始した。
規制委員会では引き続き、本件について技術的助言を行っていくとしている。