東芝メディカルとIBA社 粒子線がん治療事業で契約締結

2015年4月10日

東芝は9日、ベルギーに本社をおくイオン・ビーム・アプリケーションズ(IBA)社と粒子線がん治療事業の戦略的な協力関係構築に関する契約を締結したと発表した。東芝のグループ会社である東芝メディカルがIBAの陽子線治療システムProteusONEの国内販売および保守・サービスを行い、IBAが東芝の重粒子線治療システムの海外展開に協力していく。

IBAは、世界最大手の陽子線がん治療システムメーカーで50%以上のシェアを有しており、今回の提携により日本でのIBA社製陽子線治療システムProteusONEの普及促進とグローバル市場での東芝製重粒子線治療システムの展開をめざしていく。IBAの陽子線治療システムは今後、日本国内での医薬品医療機器等法承認申請を行う予定。