福島第一廃炉推進カンパニーに「シニアバイスプレジデント」

 東京電力は5月27日、福島第一廃炉推進カンパニーに「シニアバイスプレジデント」を新たに設置し、6月30日付で日本原子力発電常務執行役員の村部良和氏を同職として招へいすることを発表した。東電と原電は3月、福島第一原子力発電所廃炉事業の協力に関する基本協定を締結しており、今後、原電グループからの人員受入れも拡大していくことから、協力体制をより確実なものとするため、原子力の運営経験や廃炉に関する知識の豊富な同氏を招へいするもの。
 福島第一廃炉推進カンパニーでは、2014年4月の発足時から、三菱重工、東芝、日立GEニュークリア・エナジーの原子力部門統括責任者を「バイスプレジデント」として社外登用するなど、メーカーの持つ技術と知見の収集・共有にも努めている。