規制委員会、高浜2号の40年超え評価を停止前提で認可

2015年4月8日

 原子力規制委員会は4月8日、関西電力高浜2号機の運転開始後40年の冷温停止状態維持を前提とした高経年化技術評価を踏まえ、同社から申請のあった保安規定変更を認可することとした。
 同機は11月に運転開始40年を経過することから、関西電力は、高経年化技術評価を実施するとともに長期保守管理方針を策定し、2014年11月、これに係る保安規定変更認可を規制委員会に申請した。
 同じく2014年11月に運転開始40年を迎えた高浜1号機も、高経年化技術評価を踏まえた保安規定変更が既に認可されており、関西電力では、同1、2号機の再稼働に向けて、2014年12月、原子炉等規制法上40年以降の運転期間延長に必要となる特別点検を開始し、2015年3月には両機の原子炉設置変更許可を申請している。