関西電力が高浜1、2号機の運転期間延長を申請、美浜3も特別点検へ
関西電力は4月30日、原子力規制委員会に、高浜1、2号機の60年までの運転期間延長を申請した。両機の運転期間は、原子炉等規制法で定める40年に達することから、同社では、2014年12月から特別点検を実施した上で、高経年化技術評価を行い、60年までの運転期間を想定しても問題ないことを確認した。40年運転制限制のもと、1回に限り20年を上限として認められる原子力発電所の運転期間延長で、高浜1、2号機は初めての申請となる。再稼働に向け、合わせて要求される新規制基準に係る適合性審査は、両機とも3月に申請が出されている。
また、関西電力は同日、運転開始から38年を経過している美浜3号機について運転期間延長に必要な特別点検を、5月中旬より実施することを発表した。