「Japan-IAEA Joint原子力エネルギーマネジメントスクール2017」を開催しました

2017年8月10日

 今年で6回目となる、「日本-IAEA 合同原子力エネルギーマネジメントスクール2017」が、7月18日~8月3日の約3週間にわたり開催されました。当協会、原子力人材育成ネットワーク、東京大学原子力専攻・原子力国際専攻、国立高等専門学校機構、福島工業高等専門学校、日本原子力研究開発機構(JAEA)、原子力国際協力センター(JICC)がIAEAと共催しました。東京大学(本郷キャンパス)、茨城県内(施設見学:原子力緊急時支援・研修センターほか)、および福島県内(福島高専、施設見学:福島第一・第二原子力発電所ほか)で開催し、17カ国から35名の若手が参加しました。本スクールは、原子力発電新規導入国ならびに日本の原子力業界の次代を担う若手リーダーの育成を目的しており、今回が6回目の日本開催です。実行委員長は、上坂充・東京大学原子力専攻教授です。
 研修生は、バングラディシュ、ブラジル、ブルガリア、チェコ、中国、インドネシア、カザフスタン、韓国、マレーシア、メキシコ、フィリピン、ポーランド、タイ、トルコ、UAE、ベトナムの16カ国から、国の機関等に所属する、主に30代の20名が参加したほか、人材の国際化の観点から、日本の電力会社、メーカー、ゼネコン、研究機関等から15名の研修生が参加しました。
 今年度は、講義については東京大学(本郷キャンパス)を中心で実施し、原子力施設見学は福島県および茨城県にて実施しました。IAEA(ファン原子力エネルギー局課長他5名)、日本(岡芳明 原子力委員長、増田尚宏 福島第一廃炉推進カンパニープレジデント他)より、エネルギー政策、原子力に係る国際的枠組、施設の安全対策、原子力プロジェクトの進め方などマネジメントに係る幅広いテーマについて講義が行われ、将来、原子力プロジェクトのマネジメントを担うリーダーの育成を意識したものとなりました。福島高専では、富山、香川の各高専の学生もインターネットで参加し、プレゼンテーションを行う他、海外参加者との交流プログラムが実施され、親睦を深めました。また、研修生同士のグループワークによるシナリオ・プランニングやプレゼンテーションを行う等、原子力人材の国際化と国際的ネットワークの構築を目的としたプログラム内容ともなっており、研修の最後には、修了試験を行い、成果を確認しました。
 座学のほか、福島第一、第二原子力発電所、日立GEニュクリア・エナジー日立事業所、原子力緊急時支援・研修センター、楢葉遠隔技術開発センター、三春環境創造センター、ワンダーファーム・JA農業技術センターなど多岐にわたる施設の見学も実施し、海外研修生にとっては、福島第一原子力発電所事故のサイト及び近隣地域の状況や取り組み、日本の原子力技術に直接触れることができる良い機会でした。
来年度も7月~8月にかけて日本で7回目となるスクールを開催する予定です。
 なお、閉講式後には、IAEAと、原子力人材育成ネットワークを共同運営する当協会、JAEA、JICCの4者間で、教材開発や教育プログラムの共有など今後の人材育成協力に関する実施取り決め文書の署名式が行われました。

開講式(7月18日)集合写真

IAEA、原産協会、JAEA、JICC の4者間で、教材開発や教育プログラムの
共有等今後の人材育成協力に関する実施取り決め文書を署名(8月3日)

お問い合わせ先:人材育成部 TEL:03-6256-9315(直通)

協会からのお知らせ一覧へ戻る