韓国廃炉調査ミッションが来日

2015年10月22日

韓国の原子力産業界では、近い将来に直面する原子力発電所の廃止措置への取り組みの一環として、海外における廃止措置の現状や技術開発の動向などについての調査を進めています。当協会のカウンターパートであるKAIF(韓国原産)との協力の一環として、今回、廃炉調査ミッションを受け入れ、漢陽大学を始めとする大学関係者のほか、廃炉関係の企業担当者、技術者、地方自治体職員等の計26名が来日しました。今回は、10月4日(日)~10月7日(水)の期間で、日本原燃(株)六ヶ所原燃サイクル施設、日本原子力研究開発機構のレーザー共同研究所、そして原子炉廃止措置研究開発センター・ふげんを訪問しました。
10月5日(月)には、日本原燃(株)六ヶ所原燃PRセンターならびに六ヶ所原燃サイクル施設を訪問しました。六ヶ所原燃サイクル施設では、低レベル放射性廃棄物埋設センター、再処理工場、使用済燃料受入貯蔵施設、高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センターを見学しました。ウラン濃縮工場とMOX燃料工場は、セキュリティーのため、バスの中から外観を見学しました。

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10月6日(火)には、日本原子力研究開発機構のレーザー共同研究所と原子炉廃止措置研究開発センター・ふげんを見学しました。午前中に、敦賀事業本部で、廃炉の現状や技術に関する講演会が行われ、レーザー技術研究設備や地元企業との連携で生まれた繊維素材の開発などの例を見ることができました。レーザープロセシングの利用は、主にステンレスやカーボンスチールの切断などですが、現在、①デコミッショニング、②福島第一原発の廃炉、③産業利用などで活用されているとのことでした。

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午後は、原子炉廃止措置研究開発センター・ふげんを訪問し、タービン建屋、原子炉建屋、中央制御室を見学しました。現場では、すでに原子炉建屋内の除染が行われているため、原子炉格納容器、蒸気発生器、復水器を見ることができました。専用の除染装置が据付らており、稼動中であり、廃棄物が放射能レベルにより色分けされて、良く管理されていました。

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今回のミッションで、韓国側関係者は、廃炉の技術的側面だけでなく、法的枠組みや制度設計にも関心が高いことがわかりました。参加者の多くは、原燃サイクルと廃止措置施設の見学に新鮮な印象を受けている様子で、各訪問施設の対応に大変満足し、感謝をして帰国の途につきました。

お問い合わせ先:国際部 TEL:03-6256-9313(直通)

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