[原子力産業新聞] 1999年11月25日 第2014号 <1面>

[科技庁人事] 事務次官に加藤氏、科学審議官は結城氏

中曽根弘文科学技術庁長官は24日付けで、岡崎俊雄事務次官の辞職を認め、後任に加藤康宏科学審議官の昇格、科学審議官に結城章夫長官官房審議官(官房担当)、同審議官に服部幹雄科学技術振興事業団企画室長を充てる幹部人事を発令した。

岡崎氏は昨年6月から事務次官を務めていたが、最近のJCO事故やH2ロケット打ち上げ失敗等の責任を取る形で辞表を19日に提出していた。中曽根長宮は22日、「本人の意志を尊重するのが適当と判断した。関連法案の審議など各局とも色々な問題を抱えており、局長クラスの人事は変更しなかった」と語っている。

加藤康宏氏(かとう・やすひろ)
1967年東大工学部卒、科技庁入庁、83年原子力局調査国際協力課長、92通産省官房審議官、95年科技庁研究開発局長、99年科学審議官。55歳

結城章夫氏(ゆうき・あきお)
1971年東大工学部卒、科技庁入庁、87年原子力局核燃料課長、97年長官官房審議官(原子力安全局担当)、99年同審議官(長官官房担当)。51歳。


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