[原子力産業新聞] 1999年12月23日 第2018号 <6面>

[溶接協会] 原子力機器で講習会

来年2月に東京開催

日本溶接協会・原子力研究委員会は来年2月7日、8日の両日、東京都千代田区神田駿河台の化学会館で「原子力構造機器の材料、設計、施工、検査に関する講習会」を開催する。

同講習会は、若手技術者や研究者を対象に基礎技術を分かりやすく解説する「基礎コース」(7日開催)と、着手から原子力の専門家までの幅広い層を対象に再処理施設や高温ガス炉、リスクベース、エネルギー予測、敦賀事故などさまざまな切り口から原子力に関する最新の動向を紹介する「応用コース」(8日開催)を設けている。それぞれの講演内容は、基礎コース=「材料−原子力用溶接材料について」「設計−原子力機器の強度設計」「施工−原子力機器の溶接施工技術」「検査−最近の非破壊検査技術の進歩と構造物の健全性診断への適用」、応用コース=「敦賀2号機再生熱交換器連絡配管からの漏洩事象の報告」「米国におけるリスクベース評価技術の適用と基準化の状況」「再処理設備の建設・工事の状況について」「高温ガス炉開発とHTTR計画」「長期グローバルエネルギー戦略と原子力」の予定。

定員は100名。聴講料(テキスト代、昼食代、消費税含む)は、1日のみ(基礎コースまたは応用コース)が同協会会員会社26,250円、会員外31,500円。2日間通しが同協会会員会社42,000円、会員外52,500円。問合せ・申込みは、同協会(電話03-3257-1524)まで。


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