[原子力産業新聞] 2000年1月5日 第2019号 <6面>

[シンポジウム] 18日から東京で放射線プロセスシンポジウム

放射線利用振興協会と放射線プロセスシンポジウム実行委員会(委員長・石榑顕吉東大教授)は1月18、19日の2日間、第8回放射線プロセスシンポ ジウムを東京千代田区の国立教育会館で開催する。隔年で開いている同シンポは主に工・農・医学など幅広い分野で利用・開発されている放射線・放射光などの産業面からの最新技術・利用の紹介が行われる。

セッションは、「線源・照射施設・技術」「環境保全技術」「イオンビーム利用」「電子・ガンマ線を用いた高分子材料改質」「生物・医療分野への利用」「食品照射技術」などが組まれている。その中でSPring-8で産業用ビームラインの供用が開始されてから研究を続けているソニーからの報告やイオンビームによる自動車エンジンピストンリングの寿命予測について豊田中央研究所からの注目される発表も行われる。

19日には特別講演として、科学ジャーナリストの中村政雄氏による「一般市民と放射線」が予定されているほか、「我が国の放射線利用の経済規模」(原研・柳澤氏)や「食品照射に関するアンケート調査」(食の教育推進協議会・碧海氏)の興味ある発表も行われる。

参加費は2日間の参加の場台は、1.大学・国公立機関等6,000円(1日のみ参加は4,000円)、2.一般8,000円(同6,000円)、3.学生2,000円(同1,000円)。18日午後7時からの「懇親会」参加費は4,000円。氏名、連絡先(住所・連絡先・FAX・電子メール)明記の上、放射線利用振興協会・高崎事業所第八研究開発放射線プロセスシンポジウム事務局(電話027-346-1639 FAX 末尾番号1195、電子メール tokunaga@rada.or.jp)まで。


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